はじめに
今回制作したのは、アウトドアブランド「Forest Trail」の軽量キャンプチェア「AIR SEAT」の広告バナーです。
以前の私は、依頼を見るとすぐにデザインソフトを開いていました。
背景を探し、商品画像を探し、レイアウトを考える。
でも、完成するとどこか「広告らしくない」と感じることが多くありました。
最近、その原因が少し分かってきました。
最初に作ったのはデザインではなく「設計図」
今回の制作で最初にやったことは、デザインではありません。
紙に次の3つを書き出しました。
商品は何か誰に届けたいのか一番伝えたいことは何か
今回なら、
商品軽量キャンプチェア
ターゲット20〜40代のアウトドア・登山・キャンプ好き
一番伝えたいこと「軽くて、どこへでも。」
ここを整理すると、デザインの方向性が決まりました。
広告を見て「共通点」を探す
以前は、
「キャンプチェア」
と検索して終わりでした。
今回は違います。
まず、アウトドアブランドの広告を見ました。
見るのは、
商品の大きさ背景文字の量色使い
デザインを真似するのではなく、
どんな広告にも共通していること
を探しました。すると、
商品は思った以上に大きく配置されている文字は少ない背景は雰囲気を作る役割色数は絞られている
という共通点が見えてきました。
制作で意識したこと
今回のバナーでは、
商品を画面の主役にしました。
背景は自然を感じられる湖と山。
キャッチコピーは
「軽くて、どこへでも。」
短く、すぐ伝わる言葉を選びました。
商品の特徴は、
軽量900g耐荷重120kg
の2つに絞り、情報を増やしすぎないようにしています。
完成して感じたこと
今回の制作で一番変わったのは、
デザインの技術ではなく、
考え方でした。
以前は、
「どう作るか」
ばかり考えていました。
今は、
「何を伝えるか」
を先に考えるようになりました。まだ勉強中ですが、
その順番が変わっただけで、制作が少し楽しくなってきました。
おわりに
広告は、ソフトを開いた瞬間から始まるものではありません。
依頼内容を読み、
ターゲットを考え、
広告を観察し、
設計図を作る。
その時間があるからこそ、デザインにも理由が生まれるのだと思います。
この作品も、その学びを形にした一枚です。
